まさにお祭り、カレッジフットボール
Howdy.
大学Fall semesterの始まりと同じくして
大学の部活動(athletics)の新シーズンも始まりました。
アメリカ4大スポーツの
アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケー。
この中でもダントツの人気を誇るのがアメリカンフットボールです。
日本ではアメフトはラグビーみたいなものとして、なんとなく知られている程度のスポーツですが
ここアメリカでは国技と言ってもいいくらいの人気があります。
というわけで今回はそんなアメリカを沸かせるカレッジフットボールの話です。
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プロでもないのに
そもそもカレッジフットボールに当然プロの選手はいません。
プロ級やプロ以上の能力を持った選手はたくさんいますが。
大学生がアメフトしてるだけです。
日本で大学の部活ってそんなに注目されるでしょうか?
そんな大学の部活がアメフト以外のスポーツのプロ以上の扱いを受けるのがアメリカのスポーツ事情です。
大学生の試合が、全試合TVで生中継されますか?
大学生の試合が、全試合ネットで生中継されますか?
大学生の試合に、10万人近くの観客が観戦に来ますか?
全部Yesなんです。
生中継では実況、解説はもちろん
選手のプロフィール紹介では、選手の専攻、尊敬する選手、好きな言葉まで紹介されます。
おそらく日本で最も大きく取り上げられる学生スポーツの甲子園ですら
こんなことにはなりませんよね。
テキサスのチームが躍進
NCAA(National College Athletic Association) FBS(Football Bowl Subdivision) と呼ばれる全米1部には現在128チームあります。何チームかごとにリーグが分かれてたりするんですが、まあややこしい。
128チーム中テキサス州内からは
UH、North Texas、 Rice、SMU、TCU、UT、
Texas A&M、Texas State、Texas Tech、UTEP、UTSA(順不同)の11校が1部に所属しています。
そのなかで通称UHやU of Hと呼ばれるUniversity of Houstonと
Texas A&M Universityが初戦で下馬評を覆す勝利を収めました。
Cougars(クーガーズ)と呼ばれるUHのフットボールチーム、
University of Oklahomaとの試合。
Aggies(アギーズ)と呼ばれるTexas A&Mのチーム、
UCLAとの試合。
どちらも相手が勝つだろうと多くの人が予想していたようですが
両チームともホームで迎えた試合に逆転で勝利しました。
10万人入るスタジアム
このTexas A&M Universityですが
テキサスの中でも保守の学校。
つまり生粋の超保守といっても過言ではない。
以前、全米で最も保守的な生徒が多い大学ランキングで堂々の1位に選ばれたこともあります。
テキサス州で最も生徒数の多いマンモス校で
テキサスで最も大きく、全米でも4番目の収容数を誇るフットボールスタジアムを所有しています。
(プロのスタジアムも併せて4番目です)
そのスタジアム、Klye Field(カイルフィールド)には
10万2,733人のキャパがあります。
日本で最も大きいスポーツ競技場が
日産スタジアムの72,327人ですから、プロじゃないのにどデカイところでやっているのがわかります。
これだけのスタジアムを持っているだけでなく維持しているんですから
それだけ大きなお金が動いているんだというのがうかがえますね。
みんな大好き
私の大学でも新入生オリエンテーションでyellと呼ばれる応援ソングを覚えさせられました。
よくわからないポーズとか、ジェスチャーとかと一緒に。
そりゃあ自分の大学のTシャツを大半の生徒が着ているくらいですから
フットボール?そんなの興味ないよ。なんて言った日には非国民扱いでもされそうですが、
(そもそも国民ではないですが)
まあ興味がないわけではありません。盛り上がるのは事実ですから。
しかし、自分の大学の、プロでもない選手たちの試合を観に行くのに
1試合$100も払えますか?
シーズンチケットも$500~$700ほどします。
さすがにでネットで観ますよ。無料だし。(もちろん合法です)
解説もリプレイもしてくれますから。
私はお金を払ってスポーツ観戦に言った経験は
サッカー(Jリーグ)だけですが
2,000円くらいあれば観れます。
1万円もあったら今なら日本食を買い込みたいですからね。
それでも10万人も入るスタジアムが埋まるんだから、さすがと言わざるを得ませんね。
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なぜ、人気なのか
アメリカでは世界的に人気なサッカーはそれほど人気ではなく
逆にアメリカで人気のスポーツは世界的にはそれほど人気ではありません。
サッカーはせっかく攻撃しているのにそれを止めるオフサイドがあるから
アメリカ人はサッカーがあまり好きじゃないんだ、なんて話を聞いたことがありますが
1度でもアメフトを見たことがある人ならそれは間違いだとわかるでしょう。
だってアメフトの方がしょっちゅう止まりますから。
1回1回の攻撃ごとにプレーが中断されますので
激しい身体のぶつかり合いがある野球みたいな感じです。(個人の感想です)
なんでもいいですが、
海外の球技の試合を見たことがある人ならわかると思いますが、
欧米人って観客が湧くとき「Yeeeeeaaaaaaahhhhhhhh!!!!!」って沸くんですよね。
サッカーって、基本的に沸くタイミングゴールの瞬間だけじゃないですか?
ゴール以外ですごいプレーが出たときは「おお~」ですよね。
アメリカ人が好きなのって、毎回「Yeeeeeaaaaaaahhhhhhhh!!!!!」ができる競技なんじゃないかと思うんですよね。
サッカーではあり得ませんが、アメフトだと1回パスが通るだけで
「Yeeeeeaaaaaaahhhhhhhh!!!!!」です。
野球でもヒットの度にそうなりますよね。
バスケもゴールの頻度が高い。
完全に個人の感想で偏見でしかないですが
アメリカ人はこの「Yeeeeeaaaaaaahhhhhhhh!!!!!」がやりたいんじゃないかって思うんです。
アメフトのルール
そもそも日本の人はアメフトのルールがわからない人が多いと思いますが
まあラグビーみたいなもんです。
(ラグビーのルールも知らない人多いですよね)
ラグビーとの決定的な違いは
ボールを1プレイ毎に1度だけ前に投げていいこと。
簡単にアメフトのルールを説明すれば
まず、ボールを持っている攻撃側と、ボールを奪いたい守備側にわかれます。
攻撃側は4回の攻撃までに10ヤード進めたら、もう4回攻撃できます。
それを繰り返してフィールドの端までボールを持っていけばタッチダウンで6点。
1yardは0.9144mですから、まあだいたいメートルと同じくらいです。
試合は15分のセット(クウォーターと呼ばれます)が4回。
プレーは毎回途切れますし、タイムアウトやハーフタイムもあるので
1試合するのに平均3時間12分と言われています。
(高校生は1クウォーター12分。日本は通常12分の場合が多いようです。)
細かいルールはこちらNFL JAPAN.COM|観戦ガイドからどうぞ。
もしくは、アメフトを扱った珍しい漫画
「アイシールド21」お勧めです。
英語版もあるようなので
英語の勉強しながらアメフトのルールを覚えることも可能かもしれませんね。
英語の漫画は、慣れるまで少し読みづらいですが
限られた文字数で表現された、
シンプルな言い回しが勉強できる素晴らしい教材になりえます。
Thank you for your time.
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