英作文のスコアを上げるための4つのコツ その1〜KISSの原則①〜

Howdy.

TOEFLGREだけでなく奨学金の申請や各講義のassignmentで必ず必要になってくる英語エッセイ
留学中にはcompositionだとかessayだとかwriting assignmentだとか、色んな形式がありますが全部英作文のことですね。
日本語でもトピックによってはどう書いていいかわからないのに
英語で書くのは気が引けますね。
短いものも合わせれば留学中に少なくともざっと数えて100以上のpaperを書いてきたわけですが
まあ未だに大した文章は書けません。
特に独創的な文章が求められるものは英語ネイティヴの足元にも及びません。
しかし、一応それなりに書いてきた経験から私なりの、paperで必要スコアを獲得するための読みやすい文書の書き方、
そして減点されない文章の書き方を4回に分けて紹介していきたいと思います。

というわけで今回は英作文について、ひとつめのコツです。

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大前提として
どんな英作文にも必ず遵守すべきルールがあります。
手書きなのかPCで作成された文書なのか、フォントのサイズやpaperの長さ(多くの場合2,000words以上などの単語数、
または6page以上などのページ数で決められます)、カバーページの有無や見出しの書き方、double spaceなのかsingle spaceなのか、MLAなのかAPAなのか…書き出せばキリがありませんが
必ず何かしらのルールがあるはずです。
それをひとつでも守れなければ論外です。
奨学金の申請なら読む前に弾かれたり、点数の付くpaperなら減点対象、下手したら0点だって文句は言えません。

与えられたルールに加えて、
英語のformalな文章ではdon'tやcan'tなどの単語の省略記号は使いません。do not, cannot(canとnotではなくcannot)を使用します。
また、できるだけ一人称(I, my, me, mine)と二人称(you, your, yours)の使用は避けた方がよいです。
(当然書く内容によります)
これはcause & effectやproblem solvingなどのpaperで主張を展開する際に、個人の意見ではなく一般化された意見として述べる為で
私はこう思う!ではなく(一般的に、論理的に)こう考えることができる。
と主張し、説得力を上げるための様です。
これらは、paperのルールとしては与えられませんが暗黙の了解として
知っているものとして考えるべきです。

コツその1-KISS principle①全体の構成

甘くとろけるような文章を書く、のではありません。笑
このKISS
Keep It Simple Stupidの略で
わざわざ難しくすんなよ馬鹿野郎の原則ってところでしょうか。
別に英作文に限った話ではありませんが
物事はできるだけシンプルで効率的な方が良いと考える私にピッタリの原則です。
まあ原則と言っても何か従うべきルールや法則があるわけではありませんが。

英作文ではpaper全体の構成と文(sentence)の書き方にこの原則を適用していきます。

まずはpaper全体の構成です。
大体どんなトピックでも次のような構成で書きます。

I-Introduction
II-Body①
III-Body②
IV-Body③
V-Conclusion

それぞれのパラグラフに分けて説明します。

Introduction
Introductionでは大きく3つのことを述べます。

a. 問題提起
読者の興味を引く内容になることが多いです。研究成果の報告の場合は研究のバックグラウンドを書くことが多いです。

b. このpaperを書く理由
aをより膨らませた内容になります。

c.theis statement
Introductionで最も重要なポイントです。ここで自分の主張、paperの論点をはっきり述べます。
thesis statementに具体的な例を含めることでBodyが書き始めやすくなります。
例えば、


 “Americans should eliminate the regular consumption of fast food because the fast food diet leads to preventable and expensive health issues, such as diabetes, obesity, and heart disease.”

10 Thesis Statement Examples to Inspire Your Next Argumentative Essay - Essay Writingより引用)


というthesis statementだと、ファストフードを食べない方がいい理由に具体的な病名を載せることで
次のBodyをそれぞれの病気についてファストフードとの関係性を詳しく説明してthesis statementをサポートすることもできます。


Body
theis statementをサポートする為の部分です。
別に何パラグラフでもいいですが一般的なエッセイとかだと大体3つくらいになります。

論点が3つあったとして、
どれから順番に述べていくか。
時間的な順序があるものなら時系列順に、
重要度が違うものならより重要度の高いものから順に、
というのがよく言われる書き方です。

各パラグラフの最初に
このパラグラフでは何を論点に論ずるのか、
最後に、パラグラフのまとめを置くとわかりやすいですね。

先ほどのthesis statementの例のように3つの病気について各Bodyを書くこともできます。
例えば,
各Bodyの最初の文を
First, Americans should eliminate the regular consumption of fast food because the fast food diet leads to diabetes.


Second, Americans should eliminate the regular consumption of fast food because the fast food diet leads to obesity.


Finally, Americans should eliminate the regular consumption of fast food because the fast food diet leads to heart disease.


とthesis statementを繰り返す形で書き始めたりできます。
同じ文章の繰り返しはあまりよろしくないので、できれば少し文法を変えた方が好ましいですが。

そして各パラグラフで3つずつ具体的な例があるのが理想とされています。
例に沿って言えば、各病気で具体的な患者の話をしたり
病気の原因や統計的なデータを食習慣と関連付けて説明することができます。

この例だと、似たような病気ばかりの話になってしまっているので
私なら3つの病気ではなく、健康、財布事情、幸福度などにわけて
健康のBodyでこの3つの病気の話をする気がします。

まあ例のthesis statementはわかり易い例として参考にしてください。

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Conclusion
ここではpaperの要約とメインの主張をもう一度はっきりと述べます。
トピックによりますが、
最後にはできるだけ未来志向の文章を持ってきます。
研究報告であれば、今回の結果から今後このような研究が必要になる、だとか
問題提起をしたpaperなら今後自分がどう問題解決のために何をしていくのか、人々に何を求めるのか、社会全体がどうなっていくのか
を簡単に書くとそれっぽくなると思います。
一般的に、この部分だけは一人称、二人称を使っても問題ないとされています。

応用
トピックによって必ずこの構成がマッチするわけではありませんが
かなりフレキシブルな構成であることは間違いありません。
留学中に書くpaperのレベルだったら大体この構成で乗り切れるでしょう。

paperを書くことが決まった段階で
思い付いたものをいきなり書き始めるのではなく、
outlineを作るところから始めた方が後が楽で、読みやすいpaperになります。(少なくとも私は)

構成を簡単にまとめると、
I-Introduction
 a. 問題提起
 b. paperの説明
 c. thesis statement
II-Body①
 a. Bodyの概要
 b. example I
 c. emample II
 d. example III
 e. パラグラフまとめ
III-Body②
 a. Bodyの概要
 b. example I
 c. emample II
 d. example III
 e. パラグラフまとめ
IV-Body③
 a. Bodyの概要
 b. example I
 c. emample II
 d. example III
 e. パラグラフまとめ
V-Conclusion
 a. paper要約
 b. まとめ(未来志向)

こんな感じになります。

これが私のKISSのベースになっている構成です。
別にこれに従う必要は全くありませんが、どのpaperにも適用することで構成を考える時間が圧倒的に減りますし、書き始めやすくなります。
参考になれば幸いです。

とうわけで今回は、paperのコツその1でした。

Have a good one.

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