アメリカ郵便物の届き方
Howdy.
契約がネットでできるようになっても
決済がネットでできるようになっても
買い物がネットでできるようになっても
手紙がネット上でEメールとしてやりとりできるようになっても
郵便物というのは物理的に存在し続けます。
土地が広大過ぎて気軽にお目当ての店舗に行けなかったり
欲しいものが近くで売っていなかったり
近くで買えなくはないけど車無しでは大きすぎるor重すぎたり、
そして何よりどこよりも安いことが多い。
色んな事情が相まってネットショッピングをここアメリカで多用している私ですが
今回は、日本とは少し違う?アメリカでの荷物の届き方を紹介します。
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全部で5種類
アメリカで荷物が届くパターンは全部で5種類あります。
基本的にアメリカの配達員はテキトーなので(偏見)
荷物がぐちゃぐちゃになっているだとか
雨で濡れているだとか
荷物を投げるなんてのは日常茶飯事です。
そんなアメリカでの荷物の届き方をよくある順に紹介します。
①ドアの前に
最も多いパターンは、ドアの前に荷物を置き去り、です。
受取人が在宅か不在かなんてことは全く関係ありません。
家にいようがいまいがドアの前に荷物を置き去りです。
配達員によっては、ドアをノックして人が出てくるのを待って
配達先が間違いないか確認をする人も極まれにいます。超レアタイプです。
ポケモンで言えば金色のコイキング(笑)
そんな配達員がいたらHave a good day.くらい言ってあげましょう(笑)
多くの配達員は家に人がいようがいまいが
ドアをノックだけして荷物を置き去りにします。
誰か来ればまず気付く状況にあっても
気付かないくらい、そっと置いていく配達員もたまにいます。
当然、ドアの前に置き去りなので誰かに盗まれる危険もあるわけですが、
今のところそんなことは1度もありませんでした。
しかし、ネットを見ていると
おそらく誰かに盗まれたとみて間違いない状況に陥ることは特別珍しくもないようです。
ほとんどの場合、ネットショッピングで購入した商品は
tracking numberで荷物が今どこにあるか追跡できるようになっています。
このドアの前に置き去り、の場合は
package was left near the front doorなどと表示されます。
住宅街ではもはやドアの前ですらない
家の前の通りに新聞がずらっと置いてある光景を見ることができます。
上下が空いたビニールにくるまれているだけなので当然雨の日にはびしょ濡れなんですが…
それでいいのか米国人。
②郵便受けに
次に多いのが郵便受け(mail box)に入れられるパターン。
小さいものは大抵このパターンです。
いや、入らないだろってサイズのものを無理矢理突っ込む配達員もいます。
この場合は
package was left in the mail boxなどと表示されます。
③管理人のところに
①でいや、盗まれるかもしれないからドアの前に置き去りはちょっと...
と思った方はこれがよい解決策かもしれません。
ドアに荷物は管理人のところに持っていって、とでも書いたメモを貼っておけば
(配達員がそれに気づけば)そうしてくれるでしょう。
受取人が不在、もしくはサイズ的にドアの前に置いておけない、
中身が貴重品や割れ物などという理由で配達員の判断で
管理人のところに持っていくこともあるようです。
まあアパートなどに住んでいる人限定の届き方ですね。
一軒家でも、お隣さんに預かってもらう旨をメモにしておくとかすれば
盗まれることはなさそうですね。
その場合お隣さんに頼む必要がありますが。
優しいというかお節介というか、
隣人の荷物を勝手に保管して置き、
帰ってきたら、あなたの荷物取られないように預かっといたよ。なんて人もいるようですね。
管理人のところに届けられた場合は
ドアにその旨が書いたメモがあるか、管理人から連絡があるか、
package was left to the apartment managerなどとtrackingで表示されていると思います。
私の荷物が管理人扱いになったのは
配達員が荷物を私の部屋の前まで届けるのが面倒で
ゲートの外から荷物を投げ捨てたままにしたとき、
管理人が気付いて保管していてくれたのが数回です。
さらっととんでもないことを言いましたが
これも割と日常茶飯事です。
アメリカの配達員や郵便局についての不平不満はまた別の機会にでも書こうと思います。
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④不在届
基本的には受取人がいなくても何らかの形で荷物を置いていく配達員たちですが
それができない状況があります。
荷物に受取人のサインが必要な場合です。
いや、本来どの荷物もサインが必要だと思うのですが
どうも配達員が勝手にサインするとかでほとんど済ませているようで
たいして重要じゃないみたいです。
しかしそんな配達員たちでも無視できないサインのひとつに
EMSで送られてくる荷物があります。
EMSはおそらく日本からアメリカに荷物を届ける際に最も多く使われる郵便局の国際配達サービスですね。
それなりに送料がかかるのですが
何といっても速い。
国際郵便がこんなに速いのかってくらい速いんですが、
受取には必ず受取人のサインが必要です。
(1度サイン無しでmail boxに突っ込んであったことがありましたが)
これがトラブルの原因になるとこが非常に多い。
不在の場合は、再配達を頼むか
自分で郵便局(USPS)まで荷物を取りに行く必要があります。
この再配達、私の経験上では90%されません。
再配達をしない配達員に巡り合う確率はポケモンで言えばボロのつりざおを使って「はねる」しか使わないコイキングを釣り上げるくらいでしょうか(笑)
郵便局員の質は地域によって差があるので、たまたま私の住んでいる地域の担当郵便局員が悪かっただけなのかもしれませんが。
まあ、この不平不満も別の機会に書きます。
書き始めたら止まらないと思うので(笑)
というわけでUSPSまで取りに行く必要があるんですが
一定期間以上行かないと荷物は日本に送り返されます。
日本だと不在届があって、再配達というのが最も多く自然で安全なパターンですが
私にとってはこれが1番面倒で厄介な届き方です。
この場合、trackingには
package has stored at USPSなどと表示されます。
⑤parcel lockerに
郵便受けには入らない荷物は
parcel lockerと呼ばれる小包受けに届けられることもあります。
これはparcel lockerのあるアパートに住んでいる人だけの話になります。
parcel lockerとはmail boxよりも二回りくらい大きい郵便受けで
たいていmail boxのある場所にあります。
といってもmail boxと違って居住者全員分あるわけではありません。
初めてparcel lockerに届いたときは正直戸惑ったのですが
まず、自分のmail boxに鍵が入っています。
その鍵でparcel lockerを開けると荷物が入っているわけですね。
え、何この鍵?中に入ってたし誰かの落とし物じゃないよね?え?
と最初は思いましたが、
package was left in the parcel lockerの表示を見て、ああ、そういうことか。と理解しました。
荷物を出し終わったら鍵はparcel lockerにさしっぱなしにしておいて構いません。
(アパートによってルールがあるかもしれませんが少なくとも私のところはそうでした)
最初は戸惑うが
日本との配達の違いに戸惑ってしまうかもしれませんが
まあ、慣れます。
荷物を受けとるのに基本的に家にいなくてもいいので
楽なのは事実なんですが
トラブルになることも当然ありますし、その時は本当に面倒です。
便利なネットショッピング、
上手に利用して快適な生活をしたいですね。
Have a good one.
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