留学先の選び方~大学正規留学編その2・大学選考法~

Howdy.
前回の記事で国選びと英語について話しました。

留学先の選び方~大学正規留学編その1・国選びと英語~ - アメリカでライス大盛り~英語ができない日本人のテキサス留学記~
今回は選んだ国の中からどの地域に留学するのか選ぶ方法を紹介します。
といっても私はアメリカのことしか知らないのでアメリカの話になりますが
まあ他の国でも考え方だけでも参考になるかもしれないので。
絶対この都市がいい!絶対この大学がいい!という希望がある方には全く関係ありませんが。

大学院であれば、専攻分野によって誰の下で学ぶのかが決まりますが
学部レベルでは、(特にアメリカでは)超名門のこの大学がいい!という人以外
選択肢はかなり幅広いです。

アメリカ50州の中からどの州のその大学に行くのか。
全部の大学を調べるわけにはいきませんから。
というわけで多くの選択肢の中から候補を絞るための話を私の経験に基づいてしていきます。

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簡単に
まずは、簡単に考えます。
留学と言っても生活するわけですから、住むことを考慮して考えなければいけません。
私の基準は
①物価が安い
②留学生が多い
③日本人が少ない の3つを取り敢えず考えました。

①物価が安いは、まあ誰しもが望むものでしょう。
この時点でNew Yorkは消えました。

②留学生が多い
これは差別が心配なこともありましたし、外国人や留学生に慣れている地域の方が生活しやすい
アメリカ以外の文化にも触れておきたい。という理由からでした。
留学生の多い地域や大学だと留学生がしなければいけない手続き(アパートの契約や銀行口座の開設など)にも協力的です。

③日本人が少ない
(名門校になれば必ず日本人は一定数いるので、大学にというわけではなく、その地域に少ないという意味です。)
まあ、これは浅はかな間違いだということに後から気づいたんですが。日本人が少ない方が自分のためになると思っていました。
この時点で多くの東海岸及び西海岸の選択肢は消えました。

ここでは、候補を決めるというより行かないところを除外していく感じでした。

大学ランキング
名門校に行くことが必ずしも良いことではありませんが、わざわざ無名校に留学しに行くのも疑問が残るでしょう。
ランキングは色んなものがありますが、
私は大抵ここを参考にします。

Best Colleges | College Rankings and Data | US News Education

毎年変わりますし、基準が必ずしも教育水準の高さを意味しないので(人種の多様性や研究活動が評価されることが多い)何とも言えませんが、
まあ大体上位10~20校がいわゆる超名門と呼ばれることの多い大学です。
特に上位10校は入学も簡単にはいかないでしょう。
対して20位以下の大学なら、正直入学するだけならそれ程苦労するとは思えません。
日本で大学受験する方がよっぽど大変だと思います。

私はこのランキングで100位くらいまでが留学する価値のあるレベルの大学かなと考えています。
100位と聞くと全然大したことが無いように聞こえますが
アメリカ50州、単純に考えれば各州でNo.1とNo.2の大学です。
(当然そんなシンプルな話ではありませんが)

日本にある大学は約500校に対してアメリカは約5,000校です。
単純計算で日本が各都道府県約10校なのに対して
アメリカは各州約100校あることになります。

日本人の誰もが知っている東京大学ですが、ランキングでは他の世界的な大学からは大きく離されています。
(ランキングの評価の仕方が欧米有利なのであれですが)
みんな知ってる東大でも、世界のランキングで肩を並べる相手は、日本人の認知など高くありません。
テキサスの州立No.1、テキサス大学オースティン校はランキングの種類と年度によりますが
東京大学よりも上位にいることも珍しくありません。
テキサス大学と聞いて、テキサスにある大学なんだろうなあとは思っても、
まさか東大よりランクが上なんて思う日本人がどれだけいるでしょうか。

一般のアメリカ人が知っている日本の大学となると
精々、東京大学京都大学まででしょう。
何が言いたいかと言えば、日本人が聞いたことない大学でもアメリカで(そして世界的に)充分名門校だということです。

その最低ラインがランキング上位100校だというのが私の考えです。
出来るだけ上位校に行きたいと思うのはわかります。
しかし、ここで問題がひとつ。
基本的に上位になればなるほど学費がとんでもない額になります。
州立大学だろうと、州内の生徒でない留学生が支払う学費は私立のそれと大して変わりません。
上位校に行きたければ、よっぽどお金に余裕があるか、私のように奨学金を獲得する必要があると考えておいた方が良いでしょう。
奨学金についてはこちらを参考にしてください。

大学正規留学のススメ~奨学金編~ - アメリカでライス大盛り~英語ができない日本人のテキサス留学記~

話が膨らみましたが、この上位100校の中から
最初に除外した都市にある大学を除いていきます。

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専攻分野
経済学部だとか工学部などのどこにでもある専攻ならこのプロセスは必要ないんですが
そもそも自分の専攻分野が学べる大学でないと意味がないですね。
私の中では同大学院でPh.Dコースがあるか否かが最低限の基準だと思っています。

例えば宇宙工学を専攻したいとしましょう。
学部レベルで宇宙工学があったとしても、同じ大学の大学院にPh.Dのコースがないのは
その学部自体のレベルの低さを意味します。
いくら大学全体のランキングが高かったとしてもその専攻自体のレベルが低くては意味がありませんからね。

ここまでのプロセスで残っている大学から専攻のPh.D課程が無い大学は除外しましょう。

最終選考
私は最初で東西海岸の大都市が除外されたのが大きく
この時点でかなり数が絞れたのですが、
海岸沿いの都市えお選択肢に残している方はこの時点でも、まあまあ残っているでしょう。

ここからは、かなりの場合好みの問題になります。
(と言うとまるで私がテキサスが好きみたいに聞こえるのがなんかあれですが...笑)
気候や物価、都市の文化や特徴を調べてみましょう。
私みたいに実際に留学している日本人のブログなどを探るのがいいんじゃないんでしょうか。
当然、情報が少ない都市もありますが。
まあ情報が少ない=日本人が少ないということです。

日本人が少ないということは、日本食はかなりの確率で入手困難でしょう。
あっても日本食もどきの料理です。

ここで重要なのは、候補を絞り過ぎないことです。
というのも絶対入学できるとは限らないから。
特に超名門校に挑戦するなら複数校に出願するのは当たり前ですし。
まあ20位以下ならよっぽど大丈夫だとは思いますが。

コミュニティカッレジ(コミカレ)からの編入を考えいる場合も
まず目的とする4年制大学を絞ってください。

その後に、同じ州のコミュニティカレッジを探します。
目的の大学に(距離が)近いコミカレほど、
その大学を目指す学生が多く、編入のシステムも整っているので楽なことが多いです。
(まあ正直コミカレなんてどこ行っても同じだと思いますが)

いくつかの大学で迷った場合、undergradならできるだけランクの高い大学に行くことをお勧めします。
名門校だろうが学部レベルなら英語以外で困ることなんてそんなにありません。
ちょっと無理してでも上位校に行くのが周りの学生の質も上がって良いと思います。

しかし最終的にものをいうのは学費です。
学費が賄えないのでランクを下げざるを得ない場合もあるでしょう。
まあその場合奨学金獲得の可能性は高まるわけですが。
その場合はできるだけ、1教授に対する学生数が少ない大学に行くことをお勧めします。
教授1人が相手にする学生の数が少ない方が質が上がりやすいので。

というわけで、留学先のザックリした選び方でした。
Have a good one.

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