アメリカ人はみんなマザコン?みんな過保護?

Howdy.

アメリカの多くの学校はセメスター制(semester 2期制)を採用しています。
semester制の場合、8月中旬以降のこの時期、各地で新学期が続々とスタートします。
この8月中旬から9月頭にかけて始まる学期はFall semester(秋学期)と呼ばれ、今期はFall2016と記されます。
秋学期は新入生が多く入ってくるタイミング。
日本で言う入学式のようなものも、一応あるようですが参加したことはない...
しかし、多くの大学が新入生オリエンテーションへの参加を義務付けています。

というわけで今回は私が過去に参加したことのあるこの新入生オリエンテーションで感じたことについてです。

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1日じゃ終わらないオリエンテーション
私が参加した経験があるのは、留学生用オリエンテーションと、編入生用オリエンテーション
編入生といっても、みんなが大学3年生から、とかではありません。
大学を変えるのが日本に比べて一般的なアメリカでは、何年生、という区切りではなく、取得した単位で学年を考えます。

0~29hours(単位)→Freshman
30~59hours→Sophomore
60~89hours→Junior
90+hours→Senior
となります。

編入のときのオリエンテーションは義務参加が2日間、任意参加が1日の計3日間でした。
正直、私に必要なものをギュッとまとめれば半日で終わるのに、と思いましたが仕方ありません。

親も参加するオリエンテーション
大学のオリエンテーションは家族の同伴もOK、保護者のためだけのセッションもあるくらいです。
親なんてそんなに来ないだろうと思っていたんですが、甘かった。
会場に着いたら、あれ...保護者の方が多いんじゃ...

そりゃそうですよ、学生1人に対して両親が来てるのがいっぱいいるんですから。
断っておきますがこのオリエンテーションやったの平日ですからね。
仕事休んでまで子供の大学の説明会行きますか?

これがまさに文化の違いなんでしょうか。
もう子供大学生ですよ?
編入生のオリエンテーションだから高校出たばかりの子じゃないんですよ?
少なくとも1回は他の大学通ってるんですよ?

子供の大学の入学式に親行きます?
私は日本の大学行ってないので比べられませんけどね。

参加するだけでは止まらない保護者達
百歩譲ってオリエンテーションに参加するのはいいですよ。
親も自分の子供がどんなところで勉強するのか見ておきたいでしょうし。

でもね、子供が通う大学のTシャツ買って着ます?
私からすれば学生がみんな大学のTシャツ着てるだけでカオスだと思うのに
親まで着ちゃいます?
もうみんな着てるから誰がスタッフなのかもよくわからないし。

つまり、自分の通う大学のTシャツを親子おそろいで着てるんですよ。
それもオリエンテーションに参加してる人のほとんどが。

彼らからすれば何がおかしいのかわからないんでしょうけどね。
というか別におかしくはないんでしょうけどね。
異様な状況だと思ってしまう私の感覚は日本人として間違っていませんよね?笑

友達を作るのも親だ
「あなたも新入生なの?私達もそうなのよ。あなた名前はなんていうの?どこから来たの?まあ、日本から!?」
「この子は私の娘の○○よ、よろしくね。」
「ほら○○、この子日本から来たんですって仲良くしなさいね」
「どこに住んでるの?ルームメイトは?専攻は何?」

これ全部保護者が言ったセリフです。
小学生じゃないんだから、と思ってしまった私の感覚はおかしいですか?笑

誤解されないように言っておくと、アメリカ人の親がみんなこんな感じなわけじゃないですからね。
ただ実際こういうことがあった、というだけです。

親同士で仲良くなるとかならわかるんですが、
なぜ子供の友達づくりの仲介をしようとしたんだろうって思いました。
まあ、でもこういう人は日本人でもいるでしょうし、特別珍しくもないんでしょう。

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ママが大好き
これはオリエンテーションの話ではありませんが、
ある講義が始まる直前、社会人として働きながら大学に通っているクラスメートに
母親からテレビ電話がかかってきました。
特に気にしてませんでしたが、彼が最後に言った一言でついそっちを見てしまいました。
「Mommy, I love you.」
アメリカでは特別珍しい言葉ではありませんが、何といっても彼はどう見ても最低でも30代。
ああ、今アメリカにいるんだなあ。と再確認した瞬間でした。

まあ、アメリカだけではなく、たぶん日本以外。がこんな感じなんでしょうか。
日本でも仲の良い家族はいますが
他人が大勢聞いてる前でなにも気にせず言えるのは文化の違いだなあ、と言わざるを得ません。

うちの子はどうなの?
オリエンテーションでは相思相愛の保護者と学生が別行動しなければいけないシーンがいくつかありました。
学生が専攻ごとに分かれた大事なセッション中のことでした。

あるスタッフが外から戻ってくると
「○○って誰?あなたのお母さんが今あなたがどうしてるのか知りたいそうよ。」
保護者の方のセッションが早く終わったんでしょう、子供のセッション会場に来て
出てきたスタッフに自分の子供の様子を聞いたんですね。

いや、だから小学生じゃないんだから。笑

親と子
まあ親というのはいつまでも親ですし、
子供はいつまでもその子供です。

私の感覚は文化の違いなのか
それともただの偏見なのか。

まあ日本人でも色んな人がいるように
アメリカ人でもいろんな人がいるということでしょう。

もしかしたら、仲の良い家族関係に羨ましさを感じているだけなのかもしれません。

Thank you for your time.

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