留学のススメ~理系大学院~

Howdy.

留学といっても語学留学、大学、大学院、研究といろいろありますが
研究留学はまあちょっと別物として、
私が最も勧める理系・大学院留学の話です。

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なぜ、理系・大学院なのか
文系と理系、どちらがお金がかかるでしょう。
文系学部と理系学部、どちらの予算が多いでしょう。
日本でも同じことですが、文系教育研究機関よりも理系の方が遥かに大きな予算を持っています。
予算の規模が大きい米国などではなおさらです。

つまり、理系はお金があることが多い。
ということはそのお金を使ってより優秀な学生を集めようとするわけですね。

多くの理系・大学院では
学費全額免除、もしくは学費全額分の奨学金、プラスTAやRAとして働くことで給料をもらえたりします。
(当然、分野などによります)
※TA→ティーチングアシスタント
 RA→リサーチアシスタント
 
大学や専攻内容で違いますが、だいたい生活できるくらいの給料がもらえます。
たいてい大学HPのFundingなどのページに記載があります。
FellowshipやGrantは優秀な学生や研究者に与えられる補助金みたいなもので
Stipend(スタイペンド)が研究や教育の手伝いをする対価の給料にあたります。

理系・大学院、学費かからなくて給料もらえて、最先端(かもしれない)。
メリットが非常に多いですね。

要注意
しかしMaster(修士号)のコースではそんな手厚くなるか微妙なところです。
というのも、米国の理系と言うのはMasterをPh.D(博士号)のおまけとしか考えていないところがあるからです。
日本では博士号は大学院後期課程として修士号を取ってから進みますが、
米国では必ずしもそうではありません。

当然、分野によりますが
Undergraduate(学部)を卒業後、そのまま博士課程に進めます。
じゃあ、3年程度でPh.Dが取れるかと言うとそういうわけではなく
初めの2年間は修士課程と同じような内容で、研究よりも講義を受けることが中心になります。
その2年分の知識を存分に試される試験(comprehensive examinationなどと呼ばれる)を突破するとPh.D candidate(博士号候補生)となり、研究、博士論文に取り掛かることになります。

教授側からすれば、講義を受けているだけの学生には価値がなく、試験をしっかり突破して、その後博士号候補生として教授の研究を手伝ってくれる優秀な助手が欲しいわけで、
そのためにより優秀な学生に来てもらおうと投資するわけです。
この博士号を取れるまでの明確なプランや資質があるか、というのは大学院の合否に大きく影響するといっていいでしょう。

修士号はあくまでおまけなので、試験を通った後に取得するかどうかは本人次第。博士号があれば別にいらないので。
逆に通常博士号だけを取る分野で
博士号がないのに修士号だけ持っている方は博士号を取れなかった負け組とみなされることもあるそうです。

修士号だけの保持は大きな意味をなさないこともあるため
日本で修士号を取ってから米国で博士号の取得を考えているなら、
米国では研究活動経験ありの学部卒として扱われる(いきなりPh.D candidateになれない可能性が大きいという意味)可能性があることを念頭に入れておいてください。

日本の奨学金も獲りやすい?
前回の記事

rice59.hatenablog.com


奨学金について触れましたが、理系・大学院留学、日本からも奨学金もらいやすいんです。
奨学金をある程度探せばわかりますが、
大学院の、それも理系の留学に対して給付型奨学金を出している団体が多いです。

募集要項には、他の奨学金との併用は認めない。としているところがほとんどですが
大学からもらう学費免除の奨学金やstipendは教育研究の一環として認められる場合が多いです。

学費免除されて、給料もらって、そのうえ奨学金がもらえるかもしれない。
学校に通うのにお金を払うどころか儲かってしまいますね。

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良い大学院(研究室)に奨学金もらって入りたいなら…
日本の大学に入って、そのまま卒業後に留学をするのが私のおススメしたいコースです。
という私は日本の大学には行ってないんですが…

日本の大学と大学生は意外と、と言うか普通に優秀です。
おそらく専門分野の知識ならほとんどの米国大学生に負けていないでしょう。
受験制度がそうさせるんでしょうかね。

加えて日本の大学は卒業論文というものがあるのも大きいです。
学部時代には大した研究はしないでしょうが
米国大学ではよっぽど優秀な学生以でない限り研究しないし論文も書きません。
教授の下についてゼミに入り、研究活動をして、論文を書く、というのは大学院に出願する際に大きな武器となります。
その教授が米国大学院の教授と知り合いなんてことになれば文句なしでしょう。

日本の大学に在学している学生しか対象にしていない奨学金が多いのも私が日本の大学を勧める理由のひとつです。

英語は日本の大学に在学中に頑張ってください。
受験勉強の延長でやれば問題ないはずです。(スピーキング以外は)

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まとめると…
①理系・大学院はお金の面で非常に有利になりやすい。
②日本の大学を卒業してから行くのが良い。
③研究室(日本)は国際的に活動している教授の下に付くのが良い。
④残念ながら英語の勉強は必要。

理系の方は、是非。

Have a good one.

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