大学正規留学のススメ~奨学金編~
留学には行きたいけどお金が心配...
留学するのに最大の難問であり、
留学をあきらめる最大の言い訳でもあります。
あらかじめ用意周到に準備を進めて行けば意外と難しくない!?
奨学金で留学するための話です。
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アメリカの大学の学費は日本より高い
アメリカの大学、名門校になればなるほどとんでもない学費になります。
例えば誰もが名前を聞いたことがあるハーバード大学。
諸経費を除く学費のみで2015-2016年度は
年間 $43,280 (大学HP:Harvard University参照)です。
1年で約450万円。加えて生活費などがかかってくるわけです。払えますか?
払えませんよね?じゃあどうするのか。
私立の名門大学は、より優秀な生徒を獲得するために様々な工夫をしています。
世帯収入が一定以下なら、学費免除や減額を受けられたり
半分近くの生徒が何かしらの給付型奨学金(少額含む)を得て名門校に通っています。
日本ではなかなか縁のない給付型奨学金がありふれています。(獲得できるかどうかは別として)
Financial Aid
奨学金以外にもFinancial Aid(ファイナンシャルエイド)と呼ばれる学資援助もあります。
FAFSA(ファフサ The Free Application for Federal Student Aidの略)と呼ばれるもので
返済不要のものから、日本のような返済が必要なもの(その場合scholatshipとは呼びません)まであります。
が、これはアメリカ市民権を持っていないと申請できませんので、基本的に留学生は対象外。
大学に入るとしつこいほどこのFAFSAの話をされますが、関係ないので無視して大丈夫です。
留学先で奨学金を獲得するには?
奨学金の多くが、どんな生徒に奨学金をあげたいのか募集要項に記載しています。
あてはまらないものは、まずもらえないです。時間の無駄ですから応募するのはやめましょう。
ほとんどの奨学金に成績による足キリがあります。
GPAが3.0以上とか、奨学金によってバラバラですが
2.5未満でもらえるものはないと思います。
そもそもそんなGPAしか取れないようなら留学している意味が問われます。
GPAはあくまでも足キリです。
応募条件さえ満たしてしまえばあとはエッセイ勝負です。
私のGPAは4.0ですがなにせ英語が嫌いで苦手ですから、エッセイでネイティブに勝てるわけもなく惨敗が続きました。
私立大学だと留学生にもそれなりに奨学金獲得のチャンスがありますが、州立大学の場合、そもそも留学生が応募できるものが少なく、留学生が奨学金を獲得できるチャンスは大きくありません。
しかし奨学金を出してくれるのは大学だけではありません。
数が多すぎて紹介しきれないのでinternational student scholarshipで検索してみてください。
その中から応募条件を満たすものを探すとよいでしょう。
日本で奨学金をもらう
上記の奨学金は全て米国内でもらう奨学金です。
それよりも高額で、もらいやすい奨学金は日本国内の奨学金ではないでしょうか。
日本の大学に通うときにはなかなかもらえない給付型奨学金でも
海外留学って奨学金もらいやすいんです。(※国や専攻分野によります)
私も日本で奨学金をもらって大学に通っているため、学費は自己負担していません。
しかしこれらの奨学金は日本に在住していることが条件になっていたり
日本の大学に在籍していることが条件になっていたり、
学部や専攻分野が限定されていたりします。
必ず、募集要項を読んでください。
まず、こちらの独立法人 日本学生支援機構のHPから
奨学金の検索ができます。
海外留学奨学金検索サイト - 日本学生支援機構(JASSO)
公益財団法人 村田海外留学奨学金
公益財団法人 船井情報科学振興財団
これは一部の奨学金にすぎません。
給付型奨学金は意外とあります。
獲得できるチャンスも意外とあります。
奨学金獲得のコツ
返済不要の奨学金、厳しい獲得競争になることは目に見えています。
冒頭でも言いましたが用意周到な準備があれば獲得できる可能性も高まります。
①まず、自分に合った奨学金を見つけましょう。
奨学金申請の締め切りは早いです。思い立ったその日が吉日。
すぐに奨学金を探す作業に入りましょう。
②募集要項をよく読みます。
あなたの考える「よく読む」の10倍ほどよく読みましょう。
募集要項は、その出資者がどんな学生に奨学金をあげたいのか記載してある数少ない情報源です。
よく読んで、出資者が望む学生になりきりましょう。
③具体的な留学プランを持ちましょう。
なんとな~く、留学したいんです。なんて人に大金を渡せません。
自分が留学で何を学びたいのか、何を成し遂げたいのか、留学後はどうするのか、
できるだけ具体的なプランのある方が選ばれていると感じます。
可能なら奨学金の面接時点で留学先からご入学許可が出ていたりすると、さらに奨学金獲得へ近づきます。
④残念だが英語の勉強はしよう。
日本でどんなに優秀な学生でも、英語?受験以来やってません。
では出資者もその学生を留学に行かせるわけにはいきません。
TOEFLのスコアをできるだけ上げておきたいところです。
目的と手段
以前の記事でも述べましたが
目的が決まれば事前に準備ができます。
それが無ければ全てがうまくいかない可能性だってあります。
円滑な留学生活のために目的を。
Have a good one.
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